2014年01月06日

アトサキへのお年玉2題


造形作家たたらなおき氏から
顔出しボードがプレゼント!されました。
近くに寄ってみると、
七間町の街並み、遠くに県庁や市庁舎、サンバカーニバル・ワールドミュージックバザール・大道芸などのイベントの模様!
そして「Thank you アトサキ7」と「We Love 七間町」の文字が。




ようく見ると、なにか見覚えのある顔もあるではないか。









それからもうひとつ
今年度でなくなってしまう、アトサキ7コンテナハウスのジオラマが
瀬川秀明氏から贈られました。


Nゲージ1/150のサイズ。
見れば見るほど、気が遠くなるほどの作りこみ!
昨年8月から約1年7カ月ほどこの世に存在した暫定建物。
姿がなくなれば人々の記憶から消えてしまう存在。


しかし、わずかな期間であってもこの世にあった痕跡をジオラマが残してくれるだろう。

お二方からの、大変な労力と愛情を感じたお年玉でした。
感謝!



  

Posted by アトサキ7(セブン) at 18:16

2014年01月04日

あけましておめでとうございます


あけましておめでとうございます。

昨年はアトサキ7をお引き立てくださいまして
ありがとうございました。

アトサキ7は残すところ約2ヶ月で閉鎖致しますが、
賑わいづくりの活動が、ここを拠点に行われ
多くの人のご尽力でこの地区のあらたな街づくりの
端緒となったことを
こころから御礼申し上げます。

あと短い期間ですが、本年もよろしくお願いします。

鏡餅制作 by たたら なおき
  

Posted by アトサキ7(セブン) at 17:21お知らせ

2013年12月28日

アトサキ7芋煮会と、想い


12月22日(土)にアトサキ7で芋煮会が開催されましたicon12

アトサキ7がきっかけで結成した“おまち盆DANCE実行委員会”主催で開催emoji02

“おまち盆DANCE実行委員会”のメンバーは
七間町・人宿町1丁目・人宿町2丁目・駿河町・常磐町2丁目・両替町1丁目・両替町2丁目・上石町・駒形通り1丁目のアトサキ7周辺町内会の皆さんです169170171


今年の夏に“おまち盆DANCE”と題したアトサキ7での盆踊り大会172icon12



たくさんの方が集まり皆で踊りましたicon14
















・・・楽しかったなぁ~face05






芋煮会の話に戻ります172

“おまち盆DANCE実行委員会”の皆さんと机をやイスを運んだり、
仕込みをしたり・・・総出で準備をしましたicon10icon12


七間町にある焼き肉店「ひかる」さんより“ちゃんこ鍋”の差し入れがあったり、
別雷神社に長机をお借りしたりと・・・周辺の方々も芋煮会に協力をして下さいましたicon06icon12


芋煮会準備が整い、アトサキ7の来場者や通行人の方に声をかけ、
芋煮・味噌田楽・焼きそばをふるまいましたemoji02



icon12芋煮icon12



icon12味噌田楽icon12



焼き肉店「ひかる」さんからの差し入れのちゃんこ鍋に入っていた
牛タンのやわらかさに感動~face02





どれもとても美味しいと評判でしたemoji02





たくさんの方が来てとてもにぎやかでしたface02



町内会の皆さんが心を込めて作った芋煮・味噌田楽・焼きそばを
みんな笑顔で食べていました175


芋煮会開始から1時間半ほどで数百食の配布が終了face08icon14


皆さんの笑顔face02と“ごちそうさま”の声が
とてもうれしかったです178





さて、ここからは・・・
アトサキ7スタッフ斉藤の思いを綴ります(長文です)
※個人的な想いですので宜しければお読みくださいm(__)m


2010年に福島県裏磐梯で開催された音楽イベント”風とロック芋煮会”で
芋煮を食べた事をきっかけに
芋煮会の存在を知りました。

大鍋で作られた味噌仕立ての芋煮を食べました。

秋開催の屋外イベントだった為、あたたかい芋煮は体も心も温まりました。

また、他のイベントで山形県の芋煮に出会い・・・

東北内でも味付けや具が違う事がとても興味深かったです。

東北では秋に芋煮会を河原でやる風習があるそうです。

芋煮会を開催したいと思ったきっかけは・・・

2011年3月11日の震災体験からです。
その日は、3月なのに異常に寒い日でした。

強い揺れが突然襲いました。東京は震度5強でした。

外に出ると遠くの空がまっ黒で何ともいえない不気味さでした。

私はその日、新宿の住宅街に居ました。

携帯電話も繋がらず、家族の安否もわからない。

静岡に住む両親に安否を伝える為、公衆電話に並び電話しました。

家族に安否を伝え安心しましたが、自宅に帰りたくても電車が止まっていました。

新宿で路頭に迷いました。

甲州街道は大渋滞。歩道には溢れんばかりの人。

コンビニの食べ物はほとんど売切れ。

混乱の中の静寂がなんとも言えない不安をあおります。

新宿で働く友人と合流する為、友人が勤めているお店に向かいました。

友人を待つ間に見た店頭のテレビの映像に・・・

東北が震源の地震であり想像を絶する被害があった事を知るのでした。


友人と合流し、安全な場所を探して夜の新宿の街をさまよいました。


どうぞ!!と人を呼ぶあたたかい声に導かれて「工学院大学」さんで
朝までお世話になる事にしました。

工学院大学さんでは、電話を貸していただいたり非常食の配布までありました。

希望者に毛布を配布する配慮までありました。

電車の運行情報も随時伝えてくれて・・・

学校関係者の皆様には感謝してもしきれないです。


テレビの悲惨な映像を見ながら、どうか夢であってほしいと願いながら・・・

眠れない一夜を過ごしました。
明け方、妹も合流し電車で無事自宅に帰宅したのでした。

家に帰ると安堵と共に、明日の仕事の事などこれからの事の不安が押し寄せてきました。

東京のアパート暮らしでは、頼れる人はほぼいませんでした。


避難場所すらわからず・・・。


隣の娘さんと住んでいたおばちゃん(福島県出身)には
娘のように可愛がってもらっていたので、

避難するときは一緒にしようと待ち合わせ場所を後日決めたのでした。


私は、アパートに数人知り合いが出来たのですが、

都内に住む単身住まいの人は隣に住む人の顔も知らない事がほとんどなのです。


震災後も度々地震があり、目に見えない不安や恐怖もたくさんありました。

当時、イベント関係の仕事をしていた為、

イベント開催が不謹慎であるかの如く・・・

次々に中止になりました。

音楽を聴く事すら、楽しみを見つける事すら罪悪感を感じてしまうような思いで、

何も出来ない自分の無力感に自分を責めている人も多かったと聞きます。
そんな時、福島で開催した楽しかった芋煮会を思い出しました。


芋煮会は人と人を繋げるあたたかい会。

地域と繋がる事の必要性を震災で身を持って感じました。


2013年3月。
縁あってアトサキ7スタッフとなりました。

アトサキ7は、周辺町内・アトサキ7プロジェクト実行委員会の皆さん・
七ぶらシネマ通り繁栄会・七間町名店街・七間町町内会・
公益財団法人静岡市まちづくり公社で力を合わせて作り上げています。


アトサキ7の由来は、「歴史」「文化」「下町力」の3つを新しい街づくりの基本とし、
大衆文化、映画文化の跡(アト)をふまえつつ、
これから先(サキ)を地元が中心となって考えて行くこと、
その考えに沿った街を創る主体となる七間町 (セブン)、という意味から、
オリオン座跡地を暫定活用する事業です。

芋煮会をアトサキ7でやりたい!!と強く思いました。


スタッフ会議で芋煮会を提案しました。

そして・・・
”おまち盆DANCE実行委員会”の皆様が
とても温かいイベントに作り上げていってくれました。

静岡はいつ地震が来てもおかしくないといわれています。

芋煮会は、非常時の炊き出しに繋がる練習にもなると思います。
アトサキ7周辺はマンションが多く、高層マンションも建設中です。

地域の方々と食事をしながら交流を深められる “繋がり作りの場”芋煮会。

アトサキ7で、おまち盆DANCE実行委員会の皆さん主体で開催が出来て
すごく嬉しかったです!!

お蔭さまでとてもあたたかみのある
地域の人と人を繋げるイベントになったと思います。

この土地に培われた
下町力がいつかの日の”強み”になると信じています。

最後まで拙い文章をお読みいただきありがとうございました。
アトサキ7にお越し下さった皆様、応援して下さってる皆様、心よりお礼申し上げます。

来年もアトサキ7を
何卒宜しくお願い申し上げます。

アトサキ7スタッフ斉藤
                                    

 

 

 

 

 

  

Posted by アトサキ7(セブン) at 21:00イベント報告